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ヒーター式床暖房(ひーたーしきゆかだんぼう)
床内部に電気ヒーターを敷設して床表面を暖める方式で、ユニット化されたパネルを敷設する床暖房システムのこと。 「電気式床暖房」とも言われています。 ヒーター式床暖房には、一般的なヒーターユニットと自己温度制御性のあるPTC方式とがあります。
ヒートポンプシステム(ひーとぽんぷしすてむ )
媒体が気体から液体に凝縮する時に放出する熱や、液体から気体に気化する時に、周囲の熱を奪う性質を利用して冷暖房を行なうシステムのこと。 日本では年間に冷房と暖房を必要とする地域が多いことから、ヒートポンプシステムの機器が普及しています。 また、ヒートポンプを略して「ヒーポン」とも呼ばれています。
控壁(バットレス)(ひかえかべ)
壁に加わる横方向の力に対して、転倒を防ぐために壁から突き出した状態の補強用の壁のこと。 主に、外構工事のコンクリートブロック塀に設けられ、バットレスと呼ばれている。
引込み戸(ひきこみど)
戸を壁の中に引き込むことのできる引戸のこと。
挽きたて寸法(ひきたてすんぽう)
木材を製材した状態の寸法で、通常製材工場出荷時の寸法を指し、流通時の呼称寸法となります。 挽きたて寸法に対して、仕上がり寸法(実寸)があります。 仕上がり寸法とは、挽きたて寸法の木材を鉋(カンナ)やプレーナーなどで表面を平に削り仕上げた実寸寸法のことです。
引き違いサッシ(ひきちがいさっし)
左右2枚のガラス障子をスライドして開閉するサッシのこと。 どちら側も開くこともでき、換気・採光に有効です。
引戸(ひきど)
水平方向に動かすことで開閉する建具のこと。
曳家(ひきや)
建築物を解体せずにそのまま水平移動させて、他の場所に移すことを言います。 曳舞(ひきまい)とも言う。
非常電源(ひじょうでんげん)
電力会社から供給される常用電源が停電になった場合の緊急時に必要な電力を確保するための電源で、自家発電や蓄電池によるものや、非常用電源専用受電設備によるものなどがあります。
非常用進入口(ひじょうようしんにゅうこう)
非常時に消防隊等が破壊して進入できるように、3階以上の階で高さ31メートル以下の部分には、建築基準法で非常用進入口の設置が義務付けられている。 但し、非常用進入口に代わる開口部(代用進入口)がある場合には、それを非常用進入口とすることができます。
引掛け工法(ひっかけこうほう)
乾式工法による壁タイルの施工方法のこと。 引掛け工法は、特殊な専用下地材を壁に取り付け、タイルを引掛けて貼る工法です。 専用下地材に貼る方法は、タイルの溝に接着剤を併用してはめ込む方法や、金物に引掛けていく方法など、各建材メーカーによって違っています。
引掛けシーリング(ひっかけしーりんぐ)
ペンダント照明やシャンデリアなどを吊るすことができる天井付けコンセントのことを言います。 左側にねじると外れ、右側にねじると引っ掛かって固定する。
引張強度(ひっぱりきょうど)
材料が外部から引っ張られる力の強さの度合のこと言います。
ひねり金物(ひねりかなもの )
垂木を母屋・軒桁・棟木などに取り付けるための金物で、ST−9・ST−12・ST−15の3タイプがあり、垂木の勾配や風の吹き上げ力によって使い分けます。 また、ひねり金物の同等認定品、ハリケンタイ・タルフィック・タル木どめU・ラフターバンド・タル木クランプなどがあります。 尚、ひねり金物は、告示第1460号第3号のその他の構造耐力上重要な部分の接合に用いる金物。
ヒューム管(ひゅーむかん)
遠心力鉄筋コンクリート管とも言います。コンクリートの締め固めに遠心力を応用して成形された鉄筋コンクリート管で、1910年にオーストラリアのヒューム氏によって発明されたコンクリート管で、日本では1925年より製造販売されました。 ヒューム管には、外圧のみで設計される外圧管、外圧および内圧に対して設計される内圧管、および推進管などがあります。
表具(ひょうぐ)
布や紙を張って、巻物、掛軸、屏風、襖などを仕立てることを言います。 表具を職業としている人を経師(きょうじ)、あるいは表具師という。 経師はもともと写経を行なう人、のちには巻物の表装をする人、表具師は掛軸の表装をする人を指していた。 現在ではその区別はなく、関西方面や日本海側では、表具師という名称が使われることが多い。
標準仕様(ひょうじゅんしよう)
新築一戸建てやマンションに設定されている、設備機器・外装・内装仕上げなど、その商品の標準となる仕様のことを言います。 商品の「坪単価」は通常、この標準仕様をもとに算出されている。 その商品の選択肢として用意されている色や素材のバリエーションでも、標準仕様と同じ費用の範囲内で選べるものと、余分に費用がかかるものがある。モデルハウスやパンフレットの写真には標準仕様外の建材や機器が使われていることも多い。
表面波探査法(ひょうめんはたんさほう)
起震機により表面波を地中に送り、地中からの反射波を受信して地盤支持力(地耐力)を算出する地盤調査法のことを言います。
ひら金物(ひらかなもの)
外壁廻りの下地材の施工に支障がある場合のかすがいに代わる金物として開発された補強金物です。 上下階の管柱の緊結(Sm-40)や大引と床束、小屋束と小屋梁・母屋の接合(Sm-12)、及び母屋(Sm-12)や梁材(Sm-12/Sm-40)の継手に用いられる。 尚、ひら金物は、告示第1460号第3号のその他の構造耐力上重要な部分の接合に用いる金物です。
広縁(ひろえん)
幅の広い縁側のことで、概ね幅0.75間(1365mm)以上の縁側を指す。 広縁は、座敷に広がりを感じさせ、外の日射を遮るため畳の傷み具合も違ってきます。
品確法(ひんかくほう)
良質な住宅を安心して取得でき、万一トラブルが発生した場合でも、消費者保護の立場から紛争を速やかに処理できる機関の整備など、住宅市場の条件整備と活性化を目的とした法律のことを言います。 新築住宅の10年間の瑕疵担保責任の義務化、また、性能比較ができるように住宅性能表示制度及び第三者期間を設置し住宅の品質確保を図る対策がとられています。 品確法は略称で、正式には「住宅の品質確保の促進等に関する法律」です。
ビーダーマイヤー様式(びーだーまいやーようしき)
台頭し始めた自由主義を抑え込もうとするウィーン体制の時期、1815年から1848年3月革命までの頃のドイツ、オーストリアにおける家具、インテリアを中心にした様式のこと。 アンピール様式の影響を受けている。
ビザンチン様式(びざんちんようしき)
4世紀に始まった東ローマ帝国の建築などの様式。 コンスタンチヌス1世が首都とした今日のイスタンプールを中心に展開しました。 ハギア・ソフィア大聖堂に代表される大ドームとモザイク壁画に特徴がある。 北イタリア・ベネチアのサン・マルコ大聖堂のほか、モザイクでは同じく北イタリア・ラヴェンナのサン・ヴィターレ教会などが代表的。 家具では象牙細工を施したマクシミアヌスの司教座が著名。
ビティ足場米米米(びてぃあしば)
工事現場における仮設の足場。枠組足場の一種。 ビテイ(ビティ)とは考案者のデビッド・イー・ビティ氏の名前から取ったものである。鋼製枠組み足場の事であるが、最近ではアルミ等の軽量の物も使用されている。強固な鳥居型建て枠、筋交い、鋼製布板、ジャッキベース等で構成される。
ビヒクル(びひくる )
着色剤の成分のひとつで、顔料粉末と混ぜて練り合わせ、物体の表面に顔料を均質に固着させ、塗膜を形成させる媒体のこと。 また、展色剤とも言う。
ビューロー(びゅーろー )
引き出しつきデスクのこと。 蓋を巻き込むものや、蓋を開くと天板になるもの(ライティングビューロー)があります。
ビラ(びら)
田舎の邸宅。イタリアなどで都市の郊外に建つ田園的な別荘のこと。
ビルトイン(びるといん )
家の一部や住宅設備機器(住設)などに、あらかじめ取り付けて構成することを言います。 建物の中にガレージを設ける「ビルトインガレージ」、造り付けの家具を「ビルトインファニチャア」と言います。 尚、ビルトインファニチャアに対して造り付けでないものは、「置き家具」と言う。
ピクチャーウインドー(ぴくちゃーういんどー )
外の景色を1枚の絵のように窓枠の中に取り入れる効果を持つ窓を指します。 一般的には、リビングなどに設けられた、大きな嵌め殺しにした窓を言う。
ピポットヒンジ(ぴぽっとひんじ )
扉の上端と下端に取付け、上下軸を支点に開閉する金具のこと。 丁番と違い金物の見えがかりが小さくスマートに見えます。重量ドアに使用しても吊り下がりが少ないのが特徴。 また、「軸吊り丁番」とも言われています。
ピロティ(ぴろてぃ )
建物を高い位置に支え、地上面を吹き放しにする柱、あるいはそのような柱が並んだ開放的な空間を指します。 尚、ピロティとは、フランス語で建物を支える杭のことです。 ル・コルビュジェが提案し、1930年頃から見られるようになった方式。
ピンコロ(ぴんころ )
正方形の石のことで、やや不整形です。小さな舗石を指す場合もあります。
ヒートブリッジ(ひーとぶりっじ )
熱橋ともいい、外壁と内壁の間にある柱などが熱を伝える現象のことで、断熱性能の低下につながります。 特に熱伝導率の高い鉄骨は、外気と室内の熱を伝えやすく、内部結露の原因になる場合が多いので注意する必要がある。
火打金物 (ひうちかなもの)
木製火打材の代わりとなる、床構面の隅角部にかかる圧縮・引張りに対抗するための構造金物のことです。 取り付けは、六角ボルトと平釘の併用が必要です。 尚、火打金物は、告示第1460号第3号のその他の構造耐力上重要な部分の接合に用いる金物です。
火打梁(ひうちばり)
木造で床組や小屋組の変形を防止するために設ける斜材のこと。 1階の床に設けるものを「火打土台」、2階などの床や小屋組に設けるものを「火打梁」と言います。 最近では鋼製でできた既製品の「火打金物」を使うことも多くなってきました。 尚、床組を剛床とする場合は火打材を省くことができます。
日影図(ひかげず)
太陽光線を受けた建物が、落とす影を時刻ごとに表した図面のこと。「にちえいず」とも呼ばれています。 季日ごとの太陽の位置及び動きによって、描かれる影の移動を表す線を日影曲線と言い、中高層の建物が、近隣の住宅などに日照上の悪影響を与えることを防ぐために、建物の形態や高さなどを制限する制度は、日影規制と言われる。
引き違い窓(ひきちがいまど)
左右2枚のガラス障子をスライドして開閉するサッシのこと。 どちら側も開くこともでき、換気・採光に有効です。
引き違い戸(ひきちがいど)
横方向にスライドさせて開閉する扉のこと。 片側をあけているときは、もう片側は閉じた状態になるので、中を全て見渡すのは困難。また、手前にスペースがない時に有効です。
挽物(ひきもの)(ひきもの)
木工旋盤や轆轤(ろくろ)で加工した、断面が円形の木製品のこと。 手摺や家具の脚などに用いることが多い。
(ひさし)
出入口や窓の上部に設け、日差しや雨を防ぐ片流れの小さな屋根状のものを言います。 庇の出が少ないものを小庇(こびさし)といい、サッシメーカーなどから既製品の庇が売り出されている。 庇の出が大きく柱で支えるものは、捨て庇、または、土庇(つちびさし)と呼ぶ。また、寝殿造りでは母屋の外側に突き出た部分のこと。
櫃(ひつ)(ひつ)
上に蓋が付いた大きめの箱のこと。 古代から衣類などの収納用に使われてきた。 脚が付いている唐櫃(からびつ)に対して大和櫃は脚を付けない。長持もこの一種で、ヨーロッパでいうチェストもほぼ同種のもの。
引掛け桟瓦(ひっかけさんがわら)
桟瓦とは、丸瓦と平瓦を使って葺く本瓦葺きの弱点である、重量対策にて考案された波状の瓦のこと。 一般的な和風建築の屋根瓦として多く用いられている瓦で、平瓦と丸瓦を一体化させた日本独特の瓦。 左側に小さいうねりがあることが、ちょうど障子の桟に似ていることから桟瓦と呼ばれています。 本瓦葺きに対して、桟瓦で葺くことを桟瓦葺きと言います。
引張(ひっぱり)
材料の外側に向かって引っ張られる力を受けることを言います。 また、その力を引張力といいます。
必要換気量(ひつようかんきりょう)
室内の空気の清浄度を保つために必要な換気すべき空気量のこと。 オフィスや工場などの労働衛生環境では、炭酸ガスを1000ppm以下の濃度に抑えるなどの建築物環境衛生管理基準が設けられているが、この基準をクリアするには作業室の人員1人当たり1時間に30m3の換気量が必要とされる。 これを住宅に応用すると、4人家族では「120m3/h」。 平均的な戸建て住宅で「0.5回/h」程度の換気回数に相当する。
(ひのき)
針葉樹の一種です。ヒノキ科の常緑高木。 美しい木目で耐久性があり、湿気に強い木材。
日干し煉瓦(ひぼしれんが)
粘土を煉瓦状に形作ったのち、日光で自然乾燥して作られた煉瓦のこと。 古い時代からエジプトやメソポタミアをはじめ、各地で使われてきた建築材料。 材料となるアドベ粘土に由来して、アドベ、あるいはアドービとも言う。
評価額(ひょうかがく)
固定資産税評価額のことを言います。各市町村の固定資産課税台帳に登録された土地や建物の評価額。
標準貫入試験(ひょうじゅんかんにゅうしけん)
JIS A 1219に規定される地盤の工学的性質(N値)及び地盤の試料を採取するために行われる試験のこと。 標準貫入試験は、あらかじめ所定の深度まで掘進したボーリング孔を利用して、重さ63.5kg±0.5kgのハンマーを76cm±1cmの高さから自由落下させて、ボーリングロッドの先端に取り付けられた標準貫入試験用サンプラーが30cm打ち込まれるまでの回数を計ることで地盤の強度の指標を得る地盤調査方法。
表示錠(ひょうじじょう)
内側から施錠し外側に色や文字によって使用中かどうか表示される錠のこと。 トイレや洗面室などに用いられます。
表示登記(ひょうじとうき)
土地、建物の所在、地番、地目、地積、家屋番号、構造、床面積など、不動産の現状を明らかにするための登記のこと。
平織りカーペット(ひらおりかーぺっと)
カーペットの一種です。経糸(たていと)よ緯糸(よこいと)を組み合わせたカーペットで、パイルのないカーペットのことを言います。 平織りカーペットには、三笠織り(みかさおり)、菊水織り(きくすいおり)、緋毛氈(ひもうせん)などの種類があります。
平書院(ひらしょいん)
書院の一種です。付書院を略した形式の書院で、床の間脇の縁側の壁に書院窓を設け、付書院のような地袋や棚板がないもの。 平書院は略書院(りゃくしょいん)とも呼ばれています。
広小舞(ひろこまい)
軒先の先端、垂木の上に取り付ける板状の部材のこと。 けらば側に設ける場合は、「登りよど」という。
品質表示ラベル(ひんしつひょうじらべる)
消費者が家庭用品を購入する際に、品質が解りやすいように表示を行なうことを目的とした「家庭用品品質表示法」に基づいて貼られるラベルのこと。 サイズや材質、表面の加工、取り扱い上の注意などが記入されているので、選ぶ際の目安になります。インテリア製品では、椅子、テーブル、タンス、厚さ5p以上のマットレス(ウレタンフォームマットレス、スプリングマットレス)、カーテン、パイルのある敷物などに表示が義務づけられています。
ビームランプ(びーむらんぷ)
レンズあるいは反射板などを使い、集中配光させる電球、あるいは照明器具のこと。 ビームは一方向に集中する光をいうが、さらに幅の狭い光源はレイという。
ビシャン叩き仕上げ(びしゃんたたきしあげ)
石材の表面仕上げの一種です。「ビシャン」と言う石工事用の特殊硬質合金の金槌で石材を叩き、平滑に仕上げた表面仕上げ。 石材の仕上げには「ビシャン叩き仕上げ」以外に、「小叩き仕上げ」、「バーナー仕上げ」、「本磨き仕上げ」などがあります。
ビストロテーブル(びすとろてーぶる )
円形の天板に一本脚がついた、小さな円形テーブルのこと。
ビニールクロス(びにーるくろす )
壁装材でポリ塩化ビニールを主原料とする壁紙のことを「ビニールクロス」、若しくは 「ビニル壁紙」、又は、略して「ビニクロ」と言う。 素材の特性から、様々な色・柄・テクスチャーの商品があり、消臭や抗菌・汚れ防止など様々な機能をもったビニールクロスもあります。
ビビッドトーン(びびっどとーん )
さえた、鮮やかな色調。それぞれの色みに混じりけのない色合のことを言います。
屏風(びょうぶ)
風と人の視線を遮るための折り畳み式の衝立のこと。 始まりは中国の漢の時代といい、日本に入ったのは7世紀。 当初は紐状のものでつないでいたが、平安時代以降 丁番式のものになり、のちに紙の丁番が使われるようになった。 6枚を折り畳むものが基本型だが、8枚、4枚などのほか、枕屏風のように2枚のものもある。また、屏風に描かれる絵は屏風絵と呼ばれ、大和絵や水墨画の発展と直結している。
ビルトインガレージ(びるといんがれーじ )
建物内部に駐車スペースをもうけたガレージのこと。 都心や狭少地などで、敷地に余裕がなく建ぺい率いっぱいに建物を建てる場合に、駐車スペースを確保するために採用されることが多い。 ビルトインガレージスペースは容積率から除外できるので狭少地には最適。
ピクチャーレール(ぴくちゃーれーる )
絵画などの額を吊る金具が掛けられるように壁面の上部に渡された桟のこと。 「ピクチャーモールディング」、「画桟」、「額長押」などとも言われています。 近年では、移動できるフック金具を付けた金属製のレールを使うようになりました。
ピロー(ぴろー )
ベッドで使う羽毛や綿を入れた枕のこと。 それにかぶせる枕カバーはピローケースと言う。また、丸い形で細長い長枕はポルスターと呼ぶ。
ピン構造(ぴんこうぞう)
部材と部材の接合個所が、部材相互を回転可能な形の「ピン接合」とした構形式。 トラスの節点はピン接合と見なされます。