く
(くい)
構造物の荷重を支持地盤に伝えるために設置する柱状の地中構造体のこと。通常、上部構造からの荷重は杭頭に伝達され、杭周辺あるいは杭先端部から地盤に支持される。
クイーンサイズベット(くぃーんさいずべっと)
ベッドのサイズの一種です。幅約170〜180p、長さ200〜210pが一般的なクイーンサイズのベッドです。
空気調和(くうきちょうわ)
空気調和(くうきちょうわ)・空調(くうちょう)とは、人間にとって快適であったり、作業や工業に適当なように、温度・湿度・気流・空気清浄度・室内物品の放射、伝導などの室内環境を調整すること。
潜り戸(くぐりど)
高さが低く、幅の狭い出入口に設ける戸。門の扉などに設けた、潜って出入りする小さい戸や茶室の躙り口(にじりぐち)の戸などです。
躯体(くたい)
建物の主要な構造体 又 骨組みのことです。構造強度にかかわる部分で、木造の在来軸組み工法では、基礎、柱、梁、耐力壁、剛床などを指します。
沓摺り(くつずり)
開き戸の付く出入口の下枠のこと。堅木や石、ステンレス、真鍮などで作られる。
沓脱石(くつぬぎいし)
和風庭園に用いる石で、縁側の下におき、下駄など沓をぬぐための石のこと。
区分所有(くぶんしょゆう)
マンションにおいて、住居として購入した専有面積を所有すること。所有権のことを「区分所有権」、区分所有権を持っているものを「区分所有者」と言います。
雲板(くもいた)
床の間の背面壁上部に設ける幕板のこと。
クライアント(くらいあんと)
建築士、デザイナー、弁護士、広告会社などに対しての依頼人を指す。
クラッシックスタイル(くらっしっくすたいる)
インテリアスタイルの一種です。ルネサンス様式、バロック様式、ロココ様式など、ヨーロッパの宮廷で生まれた伝統的なスタイルで、猫脚のアンティーク家具やドレープカーテン、優美な小物など、豪華な装飾が特徴です。
繰上げ返済(くりあげへんさい)
毎月の返済額とは別に、まとまった金額を返済することです。その後の返済期間が短縮される「期間短縮型」と毎月の返済額を減らす「返済額軽減型」がありますが、期間短縮型の方が効果は大きい。
クリンカータイル(くりんかーたいる)
セメントの製造過程でできるクリンカー(焼塊)が混入されているせっ器質の厚手のタイルのこと。
クレセント(くれせんと)
窓用の閉まり部品で、掛け金を受けに掛ける形式のもの。最近は防犯意識の高まりを受け、サブロック付きやセンサー付き、鍵付きの物もあります。
クローク(くろーく)
ホテルやレストランなどで、外套や所持品を預ける所。クロークは外套の意なので、クロークルームが正しい言い方です。
クロス貼り(くろすばり)
壁や天井などに布を張って仕上げること。一般にはビニル壁紙などを貼る場合もクロス貼りと言うことが多いです。
クロゼット(くろぜっと)
主に衣類を収納するスペース。一般的に奥行きが60p程で、押入れより奥行きが浅いです。
グラスウール(ぐらすうーる)
無機繊維系の断熱材で、ガラス繊維の間に大量の空気を含んでいるので、断熱性、吸音性が高いです。
グラデーション(ぐらでーしょん)
色などがしだいに変化して見えるものを指します。明るい色から暗い色へ、または色相の並び順に変化していくなど、段階的に色を変化させていく手法です。
グリッパー工法(ぐりっぱーこうほう)
カーペットの施工方法です。クッション性を増すためにカーペットの下に、フェルトなどの下地材を敷き、その上にのせたカーペットを工具で引っ張り、部屋の四隅に打ち付けた、釘の出た板(グリッパー)に引掛けて留める工法です。
グルニエ(ぐるにえ)
フランス語で屋根裏部屋のこと。子供部屋や書斎、アトリエとして利用されることが多いです。
グレア(ぐれあ)
まぶしさのことです。目が一定の輝度になれているとき、高すぎる輝度の光が飛び込んでくることにより、対象が見えにくくなったり、目が不愉快ななったりする現象。
グレーチング(ぐれーちんぐ)
排水路や側溝などの溝の上にかぶさる鋼板製・ステンレス製・FRP製の溝蓋のことを言う。
クィーンアン様式(くぃーんあんようしき)
18世紀前期のアン女王の時代の、イギリスにおけるロココ様式で、オランダの影響を受けています。家具は軽快で優雅、とくにカプリオールに特徴があります。
空気音(くうきおん)
空気中を伝わってくる音のこと。壁が共鳴して伝わり、窓の開放部・換気扇等からも伝わります。泣き声などの音も空気音に含まれます。
空錠(くうじょう・そらじょう)
鍵を用いて錠面から出入りさせるデッドボルト(本締めボルト)がなく、空締めボルトが使われている錠のこと。ドアノブやレバーハンドルを回すだけで扉を開閉するもの。
釘隠し(くぎかくし)
格式のある和風住宅で、柱や吊束と長押が交差した部分に打ち留めた大釘の頭を隠すための化粧金具のこと。金物が表面に見えないようにかぶせる装飾の一種。「釘隠し金具」「釘覆い」ともいう。
管柱(くだばしら)
木造在来軸組み工法の建物で各階毎に設けられた柱のことです。
クックトップ(くっくとっぷ)
システムキッチンの煮炊きや調理するコンロ部分のことを言います。
クッションフロア(くっしょんふろあ)
ビニール系床シートの一種で「CFシート」とも言います。中間層に発泡塩化ビニールを使ってクッション性が高められています。また、色彩や模様の種類が豊富です。
組子(くみこ)
窓、障子などの建具や欄間の格子などを構成する細い桟のこと。
組子欄間(くみこらんま)
細かい組子をいろいろな方向で組んで行き、細かい模様を作り出す欄間のこと。組子欄間には、菱組子、花組子など様々な模様があります。
くら金物(くらかなもの)
垂木を母屋・軒桁・棟木に取り付けるための金物で、取り付け位置は軒桁の外部側若しくは内部側のどちらでも取り付けが可能。
クラック(くらっく)
亀裂、ひび割れのことです。不同沈下など構造的に発生したものを「構造クラック」、割れ幅の小さいものを「ヘアークラック」と言います。
クリスモス(くりすもす)
古代ギリシャの椅子の代表的なタイプのひとつで、反りのある脚や湾曲した背板などに特徴があります。座面は皮のひもで編んだ上に布張りのクッションを置く。
クレオソート油(くれおそーとゆ)
タールを分溜したときに生じるものの一部で、コールタールから得たものが一般的で、独特の臭気があり黒褐色の液体の事を言います。
クレモンボルト(くれもんぼると)
両開き戸などに使われる戸締り金物のこと。レバーハンドルを回すと、上下にボルトが突き出て固定されます。
クロスコーナー(くろすこーなー)
壁にクロスを貼る場合の出隅壁下地補強に用いる部材のこと。合板を用いる場合もありますが、火気使用等の内装制限による下地不燃化の対応からクロスコーナーを用いる。
黒ずみ防止カーテン(くろずみぼうしかーてん)
汚れやほこりを付きにくくし、カーテンに付着した汚れが洗濯機などで簡単に洗い落とせるように加工を施した機能カーテンのこと。
クロルピリホス(くろるぴりほす)
白色の固体で、殺虫剤として白蟻や果樹害虫の防除に使用されている。頭痛・吐き気や目の痛みなどの症状が出るとして製造と使用が自粛され、建築基準法ではクロルピリホスを添加した建築材料は使用することは出来ません。
栗石(ぐりいし)
岩石を割ってつくった地業工事に使う石材で、概ね石の大きさが20p以下のものを言います。基礎の下に敷き詰め、突き固め地盤を強固にするために使う石。
グリーンインテリア(ぐりーんいんてりあ)
室内に観葉植物などを取り入れること。その専門家を「グリーンコーディネーター」と呼んだりします。
グリッドプランニング(ぐりっどぷらんにんぐ)
建物の設計や都市計画の際、ある基準寸法で作ったグリッド(格子)に基づいて平面計画を行なうことです。木造住宅の設計の場合には、モジュールを基準寸法として、グリッドプランニングを行います。
グレイッシュトーン(ぐれいっしゅとーん)
灰色がかった色調。それぞれの色味に白と黒が混じったような色合のことを言います。
グレイジングチャンネル(ぐれいじんぐちゃんねる)
ガラスをアルミサッシなどにはめ込む際に、周囲に巻き付けるゴム状のガスケットのこと。ガラスとサッシの接触を防ぎ、隙間を埋めて水密・気密性を保つ役割を担う。